つまるところ、ヲタクやってます。

26歳でいるのもあと少し、1日1日を大切に、ありのままを残したいと思います。

箸休め~熱々のカルボナーラ編~

今日はリアルな話をしたいと思います。

お前のリアルなんて興味ねぇよって方はスルーしてください。


突然ですが、

私には苦手人がたくさんいます。



自分の考えを押しつける人。

周りが見えない人。

善人ぶる人。

人の手柄を取る人。

友を裏切る人。


あげればキリがないですね。全部実在する別々の人物です。


今日は現在の職場の送別会でした。

つまり、自分の考えを押しつける人と一緒の飲み会でした。そうですね、彼を村上さん(仮名)としましょう。


村上さんは、去年の3月まで私の直属の上司でした。チーム長でした。村上さんはとにかく真面目で熱い人です。仕事の対する心構えを月1のペースでメルマガとして部内で発信するほど、熱い人です。1人休むだけで、電話応対人員が減るからと、部全体に電話応対について協力を求めるメールを発信するほど、熱い人です。


現在の部署は、会社の経営に関わる部署なので、東のT大、西のK大の中でもいわゆるガリ勉が集まっている部署です。クラスに必ず1人はいるtheガリ勉の陰キャラの集まりって感じです。


私は現在の部署に研修生として、同期3人と一緒に2013年10月に異動してきました。異動した瞬間に場違いなことは察したので、研修期間満了とともに異動するだろうと思っています。(ちなみに研修期間はこの3月末までです。)一緒に異動してきた同期を、ここでは、Aさん、Bくん、Cくんとしましょう。


Aさんは、見た目は地味で真面目なお嬢様タイプです。物腰も柔らかい子で、目立つタイプではありません。うちの会社は、同期だけの宿泊研修が何度かありますが、Aさんは大人しいグループに属していたため、ほとんど話したことはありませんでした。けれども、よく話してみると、大人しいというイメージからはかけ離れている芯の強い子で、かなりの毒舌。価値観も合うので、話していてとても楽しいです。今では当初では考えられないほど、仲良しです。


Bくんも、見た目は地味で真面目風。理由はわかりませんが、ことごとく指導員に嫌われ、今や部署内で1位2位を争う嫌われ者です。残念。


Cくんは、AさんやBくんとは全く違う、誰とでも仲良くなれる、そして少しお馬鹿でやんちゃなお調子者タイプです。服装や身だしなみにも気を遣うタイプで、真面目とはかけ離れているタイプ。わたしもCくんとは面識があり、Cくんとわたしは、異動した当初からぶっちぎりで浮いてました。ほんと、ぶっちぎりで(笑)

けれども、わたしとCくんの大きな違いは、Cくんは俗にいう太鼓持ち芸人であるということとパフォーマンス力がすこぶる高いということです。Cくんの太鼓持ちは天下一品です。落ちない上司はいません。あの嘘くささもクセになるらしく、どの上司からも可愛がられています。同じくパフォーマンス力も群を抜いていて、上司のいないところでは上手く手を抜き、上司のいるところではやる気満々に働きます。ここまでくると清々しい。わたしはCくんのこと、嫌いじゃありません。



おっと、話がそれましたね。



まぁ、おわかりの通り、村上さんの大のお気に入りはCくんでした。そして、自分の思い通りにいかないわたしのことは、何かにつき気に食わないようでした。まぁ、このメンツでいったらそうなりますよね(笑)わたしは積極的に仕事を引き受けるタイプでもありませんし、向上心は隠すタイプです。わたしは、やる気なく見えるのに仕事ができる人になるのが目標なので(中二病か!というツッコミは受け付けません。)まぁ、村上さんからすれば、なんだこいつって感じだったのでしょう。見た目でいえば、ネイルアートもしていたし、スーツも着ていませんでした。

それでも、仕事量や出来にそんなに差はなかったと思いますが、営業の仕事みたいに実績が数字となって表れる仕事ではないので、部下の評価は上司の主観に頼るところが大きい部署であるということは、異動してきて3ヶ月もすれば理解できました。



その一方で、村上さんがわたしの味方面するときもありました。村上さんはT大やK大ではないものの、異例のスピードで管理職になったことにプライドを持っている反面、「勉強ばかりやってきたわけじゃないんだ、遊びもちゃんとしてきたんだ」というプライドもあるらしく、わたしやCくん側の人間なんだという顔をしたがるときがあります。わたしにとっちゃ、村上さんもその他の方も全員陰キャラのガリ勉野郎に違いありません。



とはいえ、それほど毎日接する機会もなかったので定期的なメルマガや面談をクリアすれば、特に働く上で支障はありませんでした。まぁ、次の人事にかなり不安はありましたけど。



あるとき、村上さんに個室に呼び出されたことがありました。簡単に言えば説教でした。「電話の応対がなっていない」と。「他部署からの照会を受ける部署なので、他部署を外部のお客様と思え」と。「お客様とそんな馴れ馴れしく電話はしないだろ」と。「営業時代(営業部から現在の部署にきました)、お客様相手にそんな電話してたのか、してないだろ」と。「注意されたことはなかったのか」と。「ここ数日の電話応対の態度によっちゃ、1人1台ある電話を没収する」と。

正直びっくりしましたし、とても悔しかったと同時に、あ、嫌われてるんだなと実感しました。確かに呼び出される直前に電話していた相手とは親しげに話していましたが、それは知り合いだからです。昔の先輩だからです。けれども、そんな言い分聞き入れられるわけもなく、わたしは「御指摘ありがとうございます。」としか言えませんでした。これが精一杯の抵抗でした。
わたしも営業部にいた頃はよくお客様と話すことがありましたが、もちろん注意されたことなんてなかったですし、なんならもっとフランクに話していました。営業部はお客様と仲良くなってなんぼの世界です。仲良くなるためには、若さだって女子でいることだって全て利用しました。お客様と仲良くなって甘えて実績を積むというのは1つのわたしのやり方でした。

あ、この人とは価値観が合わないんだと思いました。それと同時に、外見で人を判断し自分のポリシーにハマらない人を許さない人なのだとも思いました。人の多様性を認めない人なのだと思いました。現に村上さんと上手くいっていない人は、チーム変えや部署異動をしていました。自分のテリトリーから排除するのです。

その2ヶ月後の年度末、チームミーティングが行われました。この部署に異動してきてからの初めての年度末です。チームミーティングでは、いつもの村上さんの仕事に対する心構え、年度末に対する心構え演説が行われました。ここまでは想定内です。
その後、約10人もいるチームのメンバー1人1人に対して、今期のフィードバックが行われました。もう1度言います、1人1人に対して今期のフィードバックが行われました。こういうところがよかった、来期はこういうところを期待します、っていうのを1人1人に対してです。これ、全員いる前でやる必要ありますか?しかも、年度末という超繁忙期に全員の時間を拘束して。ちなみにこれ以外に1対1の面接も行うのです。そのときでよくないですか?
本当に価値観が合わないと思いました。その反面、村上さんは嫌いなわたしに対してはどんなことを褒めるのだろうと、わくわくしていました。他のみんなは「社会人力が高い」とか「どんな状況でも落ち着いている」とか、まるで通信簿に書いてあるようなことを言われていました。
そして、とうとうわたしの番が回ってきました。わたしの良いところがみんなの前で発表されます。村上さんが言った言葉は「マリアさんは、業務遂行の上で忙しい上司を捕まえるのがうまい」でした。

なんですか、これ。

最新のいじめですか?

周囲もポカンです。

この瞬間、あ、無理だ。これ以上、村上さんの下で働くことは無理だと思いました。
先ほども書きましたが、現在の職場は実績が数字で見えるものではないので、その人の評価は上司の主観に頼るところが非常に大きいです。このまま、村上さんの下で働くと正当な評価がされないと思いました。

なので、適当な理由をつけて、チームを異動したい旨、村上さんに申し出ました。
嫌いな人は排除する村上さんです。見事に無事にチームを異動することができ、今では村上さんとは関係のないところで平和に働いています。



ずいぶんと長くなってしまいましたね。今日の送別会も村上さんのチームの人の異動だったので、いつもの村上節が炸裂していましたよ。それで、ふと、昔のことを思い出してしまいました。

あ、もちろん今回も異動した人は村上さんに好かれていない人でしたけどね。